公務員を辞めたいと思ったらやるべき3つのこと|30代40代が失敗しない対策を元公務員が解説

公務員からの転職

「毎日やりたくないと思いながら、やらなければならないタスクに追われて、嫌々仕事をしている」

「人員削減は続き、業務は増大、多様化する一方。上司を見渡しても疲れ切っていて、自分もこうなるのかと明るい未来を見出せない」

「本当にこのキャリアでいいのか、公務員を続けるべきか迷う」

このような閉塞感を抱えながら日々の仕事に向き合っている公務員の方も多いのではないでしょうか。

仕事を辞める妄想をしても、現実は今の安定を手放す勇気や覚悟を持てず、なかなか一歩踏み込めないもの。

ですが、人生は一度きり

そんな後ろ向きな姿勢で日々を送るのは、残りの人生が本当にもったいない

そこで、本記事では公務員を辞めたいと思ったときにやるべき3つのことと、辞めたいときの選択肢と判断基準を解説していきます。

本記事でわかること:

  • 公務員が仕事を辞めたいと感じる理由
  • 公務員を辞めたいと思ったらやるべき3つこと
  • 公務員を辞めたいときの選択肢と判断基準

この記事を読めば、今の不安や迷いが整理され、これからのキャリアを前向きに考えるためのヒントが得られます。

僕自身、公務員としての働き方に長年疑問を抱き続け、40歳を目前に辞めるべきと判断し、一念発起し民間へ転職。

今では子どもとの時間を第一に、仕事と育児に取り組んでいます。

ぜひ、最後まで読んで下さい。

公務員が仕事を辞めたいと感じる理由

公務員が「辞めたい」と感じる理由は人それぞれです。

ですが、僕自身が都道府県庁で約15年働いた経験や、同僚たちの声を振り返ると、次の5つに集約できます。

1.異動希望が通らず、キャリア形成ができない

「行きたい部署への異動希望を出すも長年通らない。」

「やりたかったことが何年も待たされる間にぼやけてきて、一方でやりたくない仕事の種類ばかり増えていく。」

組織人だから仕方ないといえばそれまでですが、人事に委ねられるキャリアには不満でした。

転職した今、公務員として働き続ける以外に「転職の選択肢」も持っておくことは重要であると感じています。

“公務員以外にも選択肢がある”と知っておくだけで、たとえ転職しなくても精神的にも余裕を持てるからです。

2.過度な業務負荷で育児や私生活と両立できない働き方

育休制度は取りやすくありがたかったのですが、育休後の業務は配慮はされず…。

育休後は、制度の適用が機械的に解除されたかのように、育休前のように業務負荷がかかり、結果として残業せざるを得ませんでした。

今思うと、自分なりにもう少し工夫の余地があったかなとも思っています。

ただし、当時は初めての子どもが生まれ、余裕がない状態。

「育児に支障をきたす」

このことが公務員を辞めようと思った主な要因でした。

3.副業ややりたいことにチャレンジできない

公務員特有の制約により、副業に取り組めないことは大きなマイナス。

副業にチャレンジすることで、稼ぐ力をつけること、自分本位の主体的な仕事にチャレンジすることが可能となるからです。

副業を通じて、組織依存の体質から脱却できることは大きなメリットとなります。

4.人間関係や組織文化の閉塞感

どの職場にも人間関係の悩みはありますが、公務員には特有の背景があります。

  • 上司の指示が絶対という風潮
  • 「前例踏襲」が強く、新しい提案が通りづらい

最近はそんなこともないですが、10年くらい前は公務員でもパワハラ、セクハラをはじめとしたハラスメントは職場では普通にありました。

また、これまで公務員一筋で働いてきた人が多く、組織内の当たり前のもと、多様性のある考えが受け入れられないと感じることも。

5.公務員は給与が低い

公務員は「安定している」と思われがちですが、

  • 若い時期は特に給与が低い
  • 昇給カーブが穏やか
  • 役職試験を通らないと昇進が頭打ち

という面があります。

大学時代の同級生が大手企業で年収を上げていく中、

「このまま家計は大丈夫か?」

「子どもの教育費は?」

と不安を抱える30代・40代は少なくありません。

公務員を辞めたいと思ったらやるべき3つこと

1.公務員を辞めたい理由を言語化する

公務員を辞めたいと思ったとき、まずやるべきことは辞めたい理由を言語化すること。

オススメは紙に思いつくまま、辞めたい理由を書き出す方法

仕事がつまらないから、人間関係がつらいから、将来が不安だから・・・。

色々とあると思いますが、書いた理由に対して、さらに「なぜ」を数回繰り返し、深掘りしていくと、本質的な理由が見えてきます。

次に、その理由は、現職を続けるにあたって、どうしたら解消しますか?

  • 上司、同僚への相談
  • 部署異動を待つ
  • 仕事以外に熱中できる趣味を持って、公私のバランスを取る

「辞める」ではなく、「残る」ことでどうしたら改善するかを優先して考える。

その上で、辞めたい理由が現職に残ることでは解消できないと思ったときは、転職を検討するのがセオリーでしょう。

2.キャリアプランを考える

人生100年時代、自分のこの先のキャリアプランを考える。

特に30代、40代の公務員は、普段、日常の仕事や家事、育児をこなしていると、どうしても将来のキャリアを考えることが疎かになってしまいます。

ゆっくりと時間をとって、この先自分がどうしたいか、何をやりたいのか洗い出してみてください

やりたいことがないようであれば、やりたくないことを洗い出してみるのもよいです。

さらに、ざっくりとでいいので、5年後、10年後、自分はどうありたいかも考えてみる

その実現には、どうしたらいいのか、逆算して今何をするのがよいのかを見い出してください。

自身のキャリアプランを考えることで、漫然と日々を過ごすことから脱却し、不安も減り、前向きに生きることへと繋がっていきます。

なお、こうした時間は月1回や半年に一回など、定期的に取るようスケジュールに組み込むと良いです(でないと、忘れます)。

3.転職活動を試しでやってみる

「転職するつもりがなくても転職活動をしてみる」

これは多くの公務員が見落としがちな、非常に効果のある方法です。

なぜなら転職活動をしてみると、

  • 自分の経験が市場でどう評価されるかがわかる
  • 想像以上に選択肢が多いことに気づく
  • 逆に「今の職場は恵まれていた」と気づく人もいる
  • 自分の強み・弱みを明確にできる

といったメリットがあるからです。

まずは

  • 転職サイトへの登録
  • 職務経歴書の作成
  • スカウトメールを眺めてみる

あたりからの“軽い活動”で十分です。

転職サイトの選び方や職務経歴書の書き方はこちらの関連記事公務員からの転職にオススメの転職サイト比較【2025年最新版】元公務員が選び方や活用術を解説事例付き!公務員から転職する人に役立つ履歴書・職務経歴書の書き方と注意点もご覧ください。

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公務員を辞めたいときの選択肢と判断基準

公務員を辞めたいと感じたとき、選択肢は「辞める」「辞めない」の二択ではありません。

ここでは、特に30〜40代で転職を検討する公務員が押さえておきたい 3つの選択肢と判断基準を整理します。

1.現職を続ける

まずは現職を続けることが第一。

辞めたい理由を深掘りして、どうしたら解消できるかを考える。

不満に思っていることでも、改善策を取れていないだけかもしれません。

不満の多くは、職場全体ではなく「部署・上司・業務内容」に原因があるケースが少なくありません。

  • 異動希望を出せば改善するのか
  • 業務量調整や配置転換で負荷は減らせるのか
  • 相談すれば解決可能な問題なのか
  • 転職しないと解消しないのか

これらを一つずつ考えることで、「辞めたい」が単なる疲労によるものなのか、キャリア転換が必要なのかが見えてきます。

特に30〜40代は、住宅ローン、家族の生活、退職金の減少など金銭面の影響が大きいため、慎重な判断が必要です。

2.転職する|公務員→民間への転職、公務員→公務員への転職

改善策を取っても辞めたい理由は解消されない、あるいは現職でない場所で新しいことにチャレンジしたい場合、転職が選択肢となってきます。

転職にあたっては、民間企業への転職のほか、公務員から公務員への転職、独立行政法人などの公務員的な業界への転職もあります。

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3.公務員からのフリーランス・起業

「転職ではなく働き方を根本から変える」という選択肢があります。

  • Webライター
  • 行政書士・社労士などの士業
  • コンサル・研修講師
  • 地方移住を伴う小規模事業
  • パラレルワーク(副業併用)

ただし、これを 公務員を辞めてすぐに実行するのはおすすめしません。

失敗のリスクが高過ぎます。

公務員は雇用保険の適用外のため、退職後は収入ゼロ → 失業手当も出ないという現実があります。

そのため、働きながら準備し続け、やっていける自信や、成功の確度を高めてからにするのがよいと思います。

まとめ|“真剣に迷う”ことが、あなたのキャリアを変える第一歩になる

「辞めたい」という気持ちを抱えながら働き続けるのは、とてもつらいことです。

ですが、その悩みを言語化し、キャリアを整理し、転職活動を“試しにやってみる”ことで、状況は必ず動き始めます。

今回紹介した3つのステップは、

  • 衝動的に辞めて後悔しないため
  • 自分が本当に望む働き方に近づくため

に欠かせないプロセスです。

そして、選択肢は「辞めるか」、「辞めないか」だけではありません。

現職に残るのも立派な選択肢だし、民間への転職、公務員から公務員への転職、副業・フリーランスという道もあります。

大切なのは、 “自分の人生を自分で選び取る感覚” を取り戻すこと。

僕自身、40歳を前に大きな決断をしましたが、今振り返ると「もっと早く動いていればよかった」と思うほど、人生の選択肢は広がりました。

あなたも、今の閉塞感や不安を“一人で抱え込まないで”ください。

今日からできる小さな一歩を積み重ねれば、必ず未来は変わります。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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