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県庁・市役所への転職で後悔する理由7選|公務員から公務員への転職の注意点

公務員からの転職

「今勤めている職場にどうしても不満があり、他の自治体への転職を考えているが、後悔しないか不安」

「県庁から市役所へ転職すれば、今より働きやすくなるのだろうか」

「市役所勤務だけど、住民対応に疲弊。同じ公務員なら県庁など違う環境で働きたい」

公務員としてしばらく働くと、どうしても自分に合わない点が見つかり、公務員から公務員への転職を考える方も多いのではないでしょうか。

しかし、公務員から公務員への転職でも、「思っていた環境と違った」「前の職場の方がよかった」後悔するケースは意外と多いもの。

本記事では、こうした県庁・市役所への公務員から公務員の転職で後悔しやすいポイントと、後悔しないための確認事項を中心に元公務員の視点から解説します。

この記事でわかること:

  • 公務員から公務員へ転職して後悔しやすいこと
  • 公務員から公務員への転職が向いている人・向いていない人
  • 公務員から公務員への転職で後悔しないための対策

後悔しやすいポイントをあらかじめ把握しておくことで、自分に合った職場を選び、納得のいくキャリアを築けるようになります。

現在の我慢している生活から、新しいスタートを切ることができます。

なお、この記事では、市役所や都道府県庁間の「公務員から公務員への転職」をテーマとしています。

「公務員から民間企業への転職」で後悔しないか不安な方は、関連記事「公務員から転職して後悔した5つの理由」をご覧ください。
👉公務員から転職して後悔した5つの理由

筆者の僕自身、都道府県庁で約15年勤務し、アラフォーで民間への転職も経験した元公務員です。

ぜひ、最後まで読んでみてください。

なお、県庁に行くべきか、市役所に行くべきか、民間も見るべきか迷っているなら、まずは「転職の軸」を整理することが大切です。
家族との時間、年収、残業、勤務地などを一人で整理しきれない方は、キャリアコーチングで第三者に相談してみるのも選択肢です。

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この記事を書いた人
しろくま

・30代後半で約15年勤めた都道府県庁を辞め、民間へ転職
・年収を20〜30%アップに成功
・ワークライフバランスを改善し、2児のパパとして子育ての時間を確保

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公務員から公務員への転職で後悔しやすい7つの理由

公務員から公務員への転職は、民間転職に比べると仕事内容や組織文化のギャップが小さいように見えます。

しかし、実際には「県庁」と「市役所」では、仕事の進め方や求められる役割が大きく異なります。

県庁は、広域的な政策立案、市町村との調整、国とのやり取り、庁内の取りまとめ業務などが多くなりやすい傾向があります。

一方、市役所は住民に最も近い行政機関として、窓口対応、生活相談、地域課題への対応など、現場に近い仕事が多くなります。

そのため、同じ公務員への転職であっても、

「思っていた働き方と違った」
「前の職場の方が自分には合っていたかもしれない」
「公務員同士なら大きな違いはないと思っていた」

と後悔するケースがあります。

特に30代以降の転職では、給与や勤務地だけでなく、仕事内容の距離感・調整業務の多さ・住民対応の負担まで確認しておくことが大切です。

なお、そもそも公務員間の転職ができるかを詳しく知りたい方は、関連記事「公務員から公務員への転職は可能?」をご覧ください。

👉「公務員から公務員への転職は可能?

1.県庁から市役所へ転職して、住民対応の近さにギャップを感じる

県庁から市役所へ転職した場合、後悔しやすいポイントの一つが、住民対応の近さです。

市役所は、住民票、税金、福祉、子育て、介護、道路、公園、防災など、住民生活に直結する業務を幅広く担当します。

そのため、県庁に比べて住民から直接相談を受けたり、苦情・要望に対応したりする場面が多くなります。

もちろん、住民の反応を直接感じられることは、市役所で働く大きなやりがいです。

一方で、部署によっては、

  • 窓口や電話対応が多い
  • 感情的なクレームを受けることがある
  • 制度を説明しても納得してもらえない
  • 住民対応に時間を取られて事務処理が進まない

といった負担を感じることもあります。

特に、県庁で制度設計、補助金、許認可、庁内調整などを中心に担当していた人にとっては、市役所の「現場に近い働き方」に戸惑う可能性があります。

「地域に近い仕事がしたい」と思って市役所へ転職すること自体は、前向きな選択です。

ただし、住民との距離が近いということは、感謝される機会が増える一方で、苦情や相談も直接受け止めるということです。

県庁から市役所への転職を考える場合は、単に「地元で働ける」「転勤範囲が狭そう」といった条件だけでなく、住民対応が自分に合っているかも冷静に考えておく必要があります。

2.市役所から県庁へ転職して、調整業務や庁内調整の多さに戸惑う

反対に、市役所から県庁へ転職した場合は、調整業務や庁内調整の多さに戸惑うことがあります。

市役所では、住民や地域団体と直接関わりながら、目の前の課題に対応する仕事が多くなります。

一方、県庁では、県全体に関わる施策、市町村との連絡調整、国への報告、関係機関との協議など、広域的な仕事が増えやすくなります。

そのため、市役所で現場対応にやりがいを感じていた人ほど、県庁に移ったあとに、

  • 会議や資料作成が多い
  • 庁内の根回しや説明が多い
  • 市町村や国との調整に時間がかかる
  • 住民の反応が見えにくい
  • 自分の仕事が誰の役に立っているのか実感しにくい

と感じることがあります。

県庁の仕事は、スケールが大きく、政策的な視点を持てる点が魅力です。

市町村単位では対応しにくい課題に関われるため、広い視野で行政に携わりたい人には向いています。

しかし、実務では「自分で動かす仕事」よりも、「関係者と調整しながら進める仕事」が多くなることもあります。

市役所で住民対応や現場改善に手応えを感じていた人が、県庁に転職すると、最初は仕事の進め方の違いに物足りなさを感じるかもしれません。

市役所から県庁への転職を考えるなら、県庁の仕事を「上位機関だから楽そう」と見るのではなく、広域調整・庁内調整・資料作成が多い組織として理解しておくことが大切です。

3.市役所間、都道府県庁間では仕事内容はそれほど変わらない

市役所から市役所、都道府県庁から他県庁といった「横の異動」では、業務内容が大きく変わらないことが多いです。

例えば事務職の場合、条例・法令に基づく手続きや予算管理など、根本的な仕組みはどこも共通しています。

そのため、「新しいチャレンジがしたい」「仕事の幅を広げたい」と考えている人にとっては、期待ほどの刺激や成長感を得られない可能性があります。

部署によっては前職の経験がそのまま活かせる一方、業務フローが似ているために“新鮮味のなさ”を感じる人も多いです。

4.地域手当・住居手当等の違いで手取りが下がることもある

前歴加算でこれまでの経験年数をある程度考慮してもらえるとはいえ、必ずしも同じ給与水準が維持されるとは限りません

自治体ごとに地域手当率や諸手当(扶養・住居・通勤手当など)が異なり、手当の差で年収が数十万円単位で下がるケースもあります。

さらに、役職や管理職手当が外れた場合、月収・賞与ともに減少することがあります。

「同じ公務員だから大差ないだろう」と思っていると、手取りで想定より減ってしまうことがあるので注意が必要です。

5.退職手当の通算条件を見落とすと損をする

公務員から公務員への転職でも、退職手当は自動的に通算されるわけではありません

多くの自治体では「1日も空けずに引き続き就職」などの条件を満たす必要があり、タイミングがズレると通算されないケースもあります。

このあたりの制度は自治体ごとに異なるため、人事担当者や退職手当組合への確認が不可欠です。

退職手当制度については、東京都市町村職員退職手当組合など、ご自身の自治体に関連する情報をご確認ください。

6.自治体が変わることで昇任・昇格スピードがリセットされる

たとえ前職で主任や係長などの役職に就いていても、新しい自治体では採用された役職として再スタートすることになります。

組織で級・号給の体系や昇格の最短期間が異なるため、「経験者採用で入ったのだから、昇格も早いだろう」と思っていたのに、昇格までに数年待たされることも。

キャリアの連続性を保ちたい場合は、事前に募集要項で昇格要件評価制度を確認しておきましょう。

7.配属リスクは変わらず、希望部署に行けるとは限らない

公務員の人事異動は組織全体の最適性を優先して行われるため、本人の希望どおりの部署に配属されるとは限らない…

これは、転職しても変わりません。

採用後に思っていた業務内容と異なる配属をされるケースを見込む必要があるでしょう。

また、自治体によっては2〜3年ごとの短いスパンでのローテーションがあり、専門性を深める前に異動になることも往々にしてあります。

県庁・市役所への転職は、安定を維持しながら環境を変えられる一方で、年収・昇任・配属リスクの確認が欠かせません。
民間も含めて比較したい方は、まず転職サービスで求人の選択肢を見ておくと判断しやすくなります。

県庁から市役所・市役所から県庁の違いを比較

公務員から公務員へ転職する場合、意外と見落としやすいのが「県庁と市役所の仕事の違い」です。

同じ地方公務員でも、県庁と市役所では役割や住民との距離感が大きく異なります。

ここを理解しないまま転職すると、「思っていた働き方と違った」と後悔する原因になりかねません。

ざっくり整理すると、県庁は広域的な行政や市町村との調整を担う仕事が多く、市役所は住民に近い行政サービスを担う仕事が多いです。

比較項目県庁市役所
役割広域自治体基礎自治体
仕事の範囲県全体・複数市町村に関わる仕事市民生活に直結する仕事
主な業務政策立案、計画、補助金、調整、議会対応など窓口、福祉、税、子育て、防災、地域対応など
住民との距離比較的間接的比較的近い
関係者国、市町村、関係団体、庁内各部局など市民、自治会、事業者、庁内各部署など
向いている人調整・制度設計・広域行政に関心がある人住民に近い仕事・地域密着の仕事をしたい人

県庁から市役所へ転職する場合は、住民対応の近さにギャップを感じることがあります。

県庁では市町村や関係団体との調整が中心だった人でも、市役所では市民から直接相談や要望、時にはクレームを受ける場面が増える可能性があります。

一方で、市役所から県庁へ転職する場合は、調整業務や資料作成の多さに戸惑うかもしれません。

市民に直接対応する仕事から、県全体の方針づくり、市町村との調整、庁内外の合意形成といった仕事に変わるため、「誰の役に立っているのか見えにくい」と感じる人もいます。

ただし、これはあくまで一般的な傾向です。

政令指定都市や中核市では県庁に近い規模の仕事もありますし、県庁にも出先機関や現場対応の多い部署はあります。

特に30代以降の転職では、仕事内容だけでなく、家族との生活、通勤、残業、将来の昇任まで含めて考える必要があります。

「市役所の方が楽そう」「県庁の方が安定していそう」といったイメージだけで選ぶと、転職後に後悔しやすくなります。

大切なのは、どちらが上か下かではなく、自分がどの距離感で住民・地域・政策に関わりたいのかを考えることです。

公務員から公務員への転職が向いている人・向いていない人

公務員から公務員への転職は、「安定を捨てずに働く環境を変えられる」という意味では、30代以降の公務員にとって現実的な選択肢です。

ただし、県庁から市役所へ、市役所から県庁へ移ったからといって、すべての悩みが解決するわけではありません。

むしろ、転職の目的が曖昧なままだと「思っていた働き方と違った」と後悔する可能性もあります。

ここでは、公務員から公務員への転職が向いている人・向いていない人を整理します。

向いている人|安定を維持しながら環境を変えたい人

公務員から公務員への転職が向いているのは、まず「安定は維持したいけれど、今の職場環境は変えたい」という人です。

たとえば、次のような人です。

  • 今の自治体の人間関係や組織風土が合わない
  • 通勤時間や勤務地を見直したい
  • 県庁より住民に近い市役所で働きたい
  • 市役所より広域的な仕事ができる県庁で働きたい
  • 民間転職には不安があるが、今のまま働き続けるのもつらい

公務員から民間企業へ転職すると、給与体系、評価制度、働き方、求められる成果が大きく変わります。

一方、公務員から公務員への転職であれば、行政組織で働いた経験を活かしながら、職場環境を変えられる可能性があります。

特に30代以降で家族がいる人にとっては、収入や雇用の安定を大きく崩さずに環境を変えられる点は大きなメリットです。

ただし、「安定しているから安心」と考えすぎるのは危険。

自治体が変われば、異動範囲、残業の多さ、住民対応の頻度、職場の雰囲気も変わります。

転職前には、募集要項だけでなく、仕事内容や配属先の傾向まで確認しておくことが大切です。

向いている人|公務員経験をそのまま活かしたい人

公務員経験を活かして働きたい人にも、公務員から公務員への転職は向いています。

たとえば、これまでに次のような経験がある人です。

  • 予算、決算、契約、会計
  • 住民対応、窓口対応、相談業務
  • 議会対応、庁内調整
  • 条例、規則、要綱などの制度運用
  • 都市計画、建築、土木、福祉、教育、防災などの専門分野
  • 係長、主任クラスとしての調整・マネジメント経験

民間転職では、公務員経験を「民間でどう活かせるか」に言い換える必要があります。

一方、公務員から公務員への転職であれば、行政特有の仕事の進め方や制度理解が、そのまま評価されやすい場面があります。

特に30代以降の場合、採用側は「入庁後すぐに現場で動けるか」を見ています。

単に「公務員として長く働いてきました」ではなく、「どの分野で、どのような調整をし、どんな成果につなげたか」を整理しておくと、経験者採用でも伝わりやすくなります。

向いていない人|副業・年収アップ・自由度を重視したい人

一方で、副業、年収アップ、働き方の自由度を重視したい人には、公務員から公務員への転職はあまり向いていません。

もちろん自治体によって給与水準や働き方は異なります。

しかし、公務員である以上、給与は基本的に条例や給与表に基づいて決まります。民間企業のように、成果や交渉によって大きく年収を上げる働き方とは性質が異なります。

また、副業についても、民間企業に比べると制限が多いのが現実です。

SNS、講師業、コンサル、フリーランス的な働き方などを本格的に広げたい人にとっては、公務員の身分が制約になることもあります。

そのため、次のような価値観が強い人は、公務員から公務員への転職だけでなく、民間転職や副業との相性も含めて考えた方がよいです。

  • 年収を大きく上げたい
  • 成果に応じて評価されたい
  • 副業や個人ビジネスに力を入れたい
  • 働く場所や時間の自由度を高めたい
  • 将来的に独立・フリーランスも視野に入れたい

「安定を維持する代わりに、自由度はある程度制限される」。この前提を受け入れられるかどうかが、公務員から公務員への転職を考えるうえで重要です。

向いていない人|今の不満が「公務員制度そのもの」にある人

今の不満が、職場や部署ではなく「公務員制度そのもの」にある人も注意が必要です。

たとえば、次のような不満です。

  • 年功序列が合わない
  • 前例踏襲の文化がつらい
  • 意思決定が遅いことにストレスを感じる
  • 成果を出しても給与に反映されにくい
  • 異動で専門性が積み上がりにくい
  • 庁内調整や議会対応に疲れている
  • 住民対応やクレーム対応に疲弊している

このような不満は、自治体を変えても完全にはなくならない可能性があります。

県庁にも市役所にも、公務員組織として共通する文化や制度があるからです。

もちろん、自治体や部署によって働きやすさは大きく違います。

市役所の方が住民に近い分やりがいを感じる人もいれば、県庁の方が広域的な仕事ができて合っている人もいます。

ただし、「今の職場が嫌だから、別の公務員になれば解決する」と考えるのは危険です。

大切なのは、今の不満が「職場固有の問題」なのか、「公務員という働き方全体への違和感」なのかを分けて考えることです。

向いていない人|転職理由が「今の職場から逃げたい」だけの人

もう一つ注意したいのは、転職理由が「とにかく今の職場から逃げたい」だけになっているケースです。

人間関係や激務がつらいと、早く今の環境を抜け出したくなるのは自然です。

しかし、焦って次の自治体を選ぶと、転職後に別の悩みが出てくることがあります。

  • 市役所に移ったら住民対応が想像以上に多かった
  • 県庁に移ったら庁内調整や資料作成ばかりだった
  • 経験者採用なのに、思ったより職位や給与に反映されなかった
  • 新しい組織のローカルルールに慣れるのが大変だった

公務員から公務員への転職で後悔しないためには、「何から逃げたいか」だけでなく、「次の職場で何を実現したいか」まで言語化しておく必要があります。

まとめると、公務員から公務員への転職が向いているのは、公務員という仕事の公共性や安定性は残しつつ、働く場所・分野・環境を変えたい人です。

一方で、年収アップ、自由度、副業、成果主義的な評価を重視したい人や、公務員制度そのものに強い違和感がある人は、民間転職も含めて比較した方が後悔を避けやすくなります。

公務員から公務員への転職で後悔しないための7つの対策

後悔しやすいポイントを踏まえて、公務員から公務員への転職で後悔しないための対策を解説していきます。

1.現状の不満を言語化し、「転職でしか解決しないか」を仕分ける

今現在、公務員として仕事することが何となく嫌で転職したいと考えている方は、現状への不満・転職したい理由は何なのかを明らかにすることが大切です。

もしかしたら、それは転職でなくても解決できることかもしれません

不満や課題を紙に書き出してみてください。

そして、それらが配置転換・業務調整・働き方の交渉で改善できるものか、それとも転職でしか解決しないのかを仕分けていきます。

上司や人事へ相談する場合、まずは3か月の改善猶予期間を設定する。

それで改善しなければ転職検討へ進むという意思決定ラインを引くとブレません。

転職によってしか変えられないことであれば、転職を考えていきましょう。

2.転職の軸を絞り、優先順位をつける

希望条件をすべて満たす転職先は存在しません。

現状の不満がいくつもある場合、その中で特に譲れないことは何なのかさらに深掘りしてください。

条件が絞りきれないと、この先、転職先の選定でぶれてしまい、多数の選択肢から決められなくなってしまうからです。

僕が転職したときの転職の軸は、

  • 育児に関われるよう、残業があまりなくワークライフバランスを確保できること
  • 収入が下がらないこと

が主たるものでした。

さらに言えば、このほか、引越さなくてよい勤務地、これまでの経験スキルでもやっていける仕事内容が条件でした。

なお、転職の軸を見定めるのに迷う方は、キャリアコーチングの活用をオススメします。

3.年収は「手取りベース」で比較する

同じ等級でも自治体によって地域手当や住居手当が異なり、手取りが数十万円変わることもあります。

給与表や期末・勤勉手当の月数を確認し、年収ではなく手取り額で比較しましょう。

転職して収入が下がらないか不安な方は、関連記事「公務員から転職すると給料は下がる?」もあわせてご覧ください。

👉公務員から転職すると給料は下がる?

4.異動サイクルと専門性の扱いを確認する

自治体によって異動の頻度や専門部署への配属方針は大きく異なります

「また数年で全く違う部署に異動」となると、専門性を深めたい人にはストレスです。

逆に幅広く経験したい人にはチャンスにもなります。

面接時に「異動サイクル」「専門配属の実績」を具体的に確認しておきましょう。

5.評価・昇任の仕組みを理解する

同じ公務員でも、昇任のスピードや評価基準は自治体によって大きく違います

試験中心なのか、日々の実績評価で昇格するのかによってキャリアの見通しが変わります。

面接では「昇任試験の合格率」や「評価結果の反映方法」を確認しておきましょう。

将来の見通しを立てておくことが、長期的な後悔を防ぐ鍵になります。

6.退職手当の通算条件を把握する

転職先と退職元の間で「勤続年数が通算できるか」は、退職金に直結します。

原則として、退職日の翌日に新しい職場に就職していれば通算可能ですが、1日でも空くとリセット扱いになるケースがあります。

採用日と退職日の調整は、人事担当と早めに確認しておきましょう。

7.民間も候補に入れることで、最適解の幅を広げる

公務員としての仕事に誇りややりがいを感じているから、転職後も公務員として働きたい。

そうであれば、公務員への転職で問題ないでしょう。

ですが、転職の軸が民間企業への転職によって解決するのであれば、選択肢の候補に入れてみることを強くオススメします。

最初から民間への転職は無理だと決めつけない。

僕も最初は民間への転職なんて無理だと思っていました。

しかし、転職活動し、転職してみた今、そんなことはなく、思ったよりも何とかなるという感想を持っています。

まずは、転職サイトへの登録転職エージェントへの相談を通じて、民間企業の情報収集もしてみましょう。

リスクのないところであれば行動してみて損はありません。

「別の自治体に移れば解決するのか、それとも民間も見た方がいいのか」で迷う場合は、まず転職サイトで求人を眺めてみるだけでも判断材料になります。
登録したからといって、すぐに転職する必要はありません。

公務員から公務員への転職だけでなく、民間も含めて考えると、選択肢は大きく広がります。
ただし、30代・40代の公務員は、職務経歴書の見せ方や求人選びで失敗しやすいため、最初から一人で判断しすぎないことも大切です。

よくある質問

県庁から市役所へ転職すると後悔しやすいですか?

県庁から市役所へ転職すると、住民対応の近さにギャップを感じて後悔することがあります。

県庁では、制度設計・広域調整・市町村支援など、比較的大きな視点で仕事をする場面が多いです。

一方、市役所では窓口対応、地域住民からの要望、現場対応など、住民との距離が近くなります。

そのため、

「思ったよりクレーム対応が多い」
「地域の人間関係が濃い」
「仕事の範囲が広く、何でも対応しなければならない」

と感じる人は後悔しやすいです。

ただし、住民の反応を直接感じたい人や、地域に密着した仕事をしたい人には向いています。

市役所から県庁へ転職すると何に後悔しやすいですか?

市役所から県庁へ転職すると、仕事のスケールや調整業務の多さに後悔することがあります。

市役所では、住民に近い実務を担当することが多い一方、県庁では市町村・国・関係団体との調整、計画策定、予算、議会対応など、間接的な仕事が増えやすいです。

そのため、

「住民の役に立っている実感が持ちにくい」
「調整や資料作成が多い」
「異動範囲が広く、通勤や転居の不安がある」

と感じる人は注意が必要です。

特に30代後半以降で家族がいる場合は、勤務地や異動の範囲も事前に確認しておきましょう。

公務員から公務員への転職は経験者採用でも後悔しますか?

経験者採用でも、後悔する可能性はあります。

公務員経験があると、行政の仕組みや文書作成、議会対応、住民対応などの経験は活かしやすいです。

しかし、同じ公務員でも自治体によって文化、仕事の進め方、人間関係、残業時間は大きく違います。

特に後悔しやすいのは、以下のようなケースです。

  • 「公務員同士なら大きく変わらない」と考えていた
  • 採用後の配属先や仕事内容を十分に確認していなかった
  • 転職理由が「今の職場から逃げたい」だけだった
  • 年収・通勤・残業・異動範囲を比較していなかった

経験者採用は即戦力として期待されるため、入庁後に「思ったより求められるレベルが高い」と感じることもあります。

公務員から公務員への転職と民間転職はどちらも比較すべきですか?

比較すべきです。

公務員から公務員への転職だけに絞ると、選択肢が狭くなりすぎることがあります。

特に30代後半以降は、年収、働き方、勤務地、家族との時間、将来のキャリアを総合的に考えることが大切です。

公務員から公務員への転職は、安定性を維持しやすい一方で、仕事内容や組織文化が大きく変わらない可能性もあります。

一方、民間転職では年収アップや柔軟な働き方が期待できる場合もありますが、成果を求められる厳しさもあります。

大切なのは、「公務員を続けるか、民間に行くか」を最初から決めつけないことです。

転職サイトや転職エージェントで民間の求人も確認しながら、自治体の経験者採用と比較すると、後悔の少ない判断がしやすくなります。

転職するか迷っている方は、キャリアコーチングを活用して転職の軸を整理してください。

まずは民間求人も見て比較したいという方は、公務員におすすめの転職サイトをご覧ください。

30代・40代で書類や面接に不安があるという方は、転職エージェントを利用しましょう。

まとめ|公務員から公務員の転職で後悔しないために

公務員から公務員への転職は、安定を保ちながら環境を変えられる現実的な選択肢です。

一方で、仕事内容の類似・昇任スピードのリセット・手当差による手取り減など、見落としがちな落とし穴もあります。

本記事で示した後悔しやすい7つのポイント7つの対策をセットで押さえれば、「思っていたのと違った」を大幅に減らせます。

  • 「同じ公務員でも条件は自治体で大きく違う」――手取り・昇任要件・異動サイクルは必ず事前確認。
  • 「不満の正体を言語化」し、転職でしか解決しない課題かを仕分ける。
  • 転職の軸(例:ワークライフバランス/年収維持/勤務地)に優先順位をつけ、迷いを減らす。
  • 退職手当の通算条件(採用日・退職日)と副業規程は、後々後悔しやすい。

転職は「逃げ」ではなくキャリアを再設計する戦略です。

“転職の軸”に沿って情報を取りに行けば、後悔しない公務員から公務員の転職は十分に実現できます。

迷ったら、本記事のチェックポイントに戻って、ひとつずつ前へ進みましょう。

また、視野を広げるために、民間企業への転職も候補にすることで、最適解の幅が広がります。

転職サイトの選び方がわからない方は、関連記事「公務員からの転職にオススメの転職サイト比較」をご覧ください。
👉公務員からの転職にオススメの転職サイト比較

「県庁に行くべきか、市役所に行くべきか、それとも民間も見るべきか」で迷う場合、先に整理すべきなのは求人ではなく“転職の軸”です。
家族・年収・働き方をふまえて判断したい方は、無料相談を使って一度言語化してみるのも選択肢です

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