【公務員から転職する方法⑧】退職を円満に進める方法と注意点まとめ|引き留め対策も解説

公務員からの転職

「転職先が決まったけれど、退職をどう切り出せばいいのかわからない…」

「公務員の退職って手続きが多くて不安…」

私も30代後半で公務員から民間に転職したとき、退職の伝え方や手続きの進め方で悩みました。

本記事では、そんな私の実体験をもとに、公務員から転職する際の「退職」の進め方を解説します。

本記事でわかること

  • 退職を伝えるタイミング
  • 引き留めにあわない理由の伝え方
  • 必要な手続き・退職届の出し方
  • 円満退職のポイント

シリーズで書き連ねてきた「初めての転職で知っておくべき転職方法」も今回が最後となります。

内定先への転職を決めた後、最後に残る大仕事。

とりたててスキルのない、アラフォーの公務員であった僕でも、狙い通りの転職ができた進め方です。

ぜひ参考にして下さい。

公務員から転職する際の「退職」は最後の大仕事

転職活動で内定が決まり、最後に残るのが「退職」の手続きです。

円満に退職し、気持ちよく次のキャリアに進むために、順序立てて進めましょう。

退職を伝えるベストタイミング

退職を伝える時期は、退職希望日の1〜2ヶ月前が一般的です。

部署の人数調整や引き継ぎで、最低でも1か月はかかるでしょう。

なるべく早く伝えられるとよいですが、就業規則は必ず確認して、ルール上どうなっているか抑えておいてください。

公務員だと、年明けあたりから次年度の人事について具体化されるところが多いと思います。

そのため、年度末で退職を希望する場合は、なるべく年内には上司に伝えるのがベストです。

この時期に伝えることで、次年度の人事に影響が出にくくなります。

また、退職を伝える相手は、まずは直属の上司(管理職)です。

人事や直属の上司より上が先に知ることになると、トラブルの基になりかねないのでご注意ください。

引き留めにあわない退職理由の伝え方

退職を伝えると、上司から考え直すよう引き留めにあう可能性が極めて高いです。

そこで、退職理由は前向きな内容で伝えるのが鉄則です

「〇〇をやりたい」、「〇〇に挑戦したい」と言った理由であれば、相手も引き留めづらいものだからです。

逆にネガティブな理由で伝えるのは得策ではありません。

退職を伝える場で、そうしたネガティブ要因を伝えると、その要因を解決するから考え直してほしい、と言った引き留めにあうことは必至です。

転職するのは勤めていた職場に対するネガティブな要因があるから、という人がほとんどではないかと思います。

しかし、改善して欲しいことを指摘するのは退職を決意する前に行うべきであり、退職する際に伝えることではないでしょう。

退職の意志と日程はぶれずにはっきりと伝える

退職の意志と日程は、ぶれずに、はっきりと伝えましょう。

あなたが辞めることで、部署の人が減り、申し訳ないと思う気持ちはよくわかります。

しかし、人員不足や人員調整は、上層部の解決すべき内容となります。

あなたができる後任のための引き継ぎをきちんと行うことに注力しましょう。

また、退職前に有給休暇の消化を相談しましょう。

有給は労働者の権利です。

次の職場への準備やリフレッシュに使うことを遠慮する必要はありません。

【実体験】私が公務員退職で工夫した3つのこと

1. 退職を伝えるタイミング

上司に伝えたのは、退職日の2か月を切ったタイミングでした。

上司のスケジュールを確認し、「〜〜の時間にご相談したいことがあるので、お時間よろしいでしょうか?」といったメールをして、伝える場をセッティングしました。

転職を決断してから、速やかに伝えられればよかったのですが、上司に伝えるタイミングを見計らっていたら、2週間くらい過ぎてしまいました。

この間、ずっと悶々としていたので、スパッと伝えられると良かったと反省しています。

2. 引き留め対策の準備

3引き留められても対応できるよう、以下を準備しました。

  • 退職理由の台本を用意
  • 想定される質問と回答を書き出し

結果として、話が長引かずスムーズに進められました。

③退職の意志と日程はぶれずにはっきりと伝える

僕にも、ありがたいことに(?)引き留めがありました。

ただ、ぶれずに強い意志を表明したので、長引くことはありませんでした。

退職(転職)の時期=リミットもきちんと伝えておいたのも、長引かなかった一因と感じています。

有給は全て消化はできませんでしたが、書類上の退職日の1か月程前から休暇をとることができました。

様々な考えがあると思いますが、有給は職員の権利ですので、次の転職先への準備やリフレッシュとして、取れるなら遠慮なく使うべきだと思います。

退職を伝えるのは、転職での面接と同等かそれ以上に神経を使う、まさに最後の難関といった感じでした。

自分が辞めることでの申し訳なさもありましたが、ぶれずに毅然としてのぞむことが大切かと思います。

そして、自分を育ててくれた場所への感謝も忘れずに、円満に退職できればベストです。

まとめ|感謝を伝えつつ新しい一歩を

公務員からの退職は、転職活動の最後の山場です。

「退職を伝えるのが怖い」と感じるのは当然ですが、前向きな理由をぶれずに伝え、丁寧な引き継ぎを行うことが、円満な退職つながります。

そして、これまでの自分を育ててくれた職場に感謝しつつ、新しい一歩を踏み出しましょう。 

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