公務員から転職してよかったこと5選|30代後半から40代でも遅くない!

公務員からの転職

「転職をしようか迷っているけれど、転職して後悔しないか?」
「現在、公務員だけれど、転職したら働き方や仕事への感じ方、給料はどう変わるのだろう」

転職を検討している人であれば、そのように思ったり悩んだりするものです。

特に30代後半〜40代の公務員にとって、安定した職を手放す決断は簡単ではありません。

本記事では、公務員から転職したら働き方がどう変わるのか、転職してよかったと思えるのかを解説していきます。

転職後のご自身をイメージしやすくなると思います。

約15年、公務員として働き、とりたてて専門性やスキルもなく、40歳目前で民間企業へ転職した筆者の実体験をもとにした内容です。

不安を抱えている方こそ、この記事を読むことで自分の未来に対するイメージが明確になり、一歩踏み出すきっかけになるはずです。

ぜひ、参考にしてください。

転職して「よかった」と思える5つのポイント

公務員から民間へ転職してよかったと実感しているのは、以下の5つのポイントです。

①ワークライフバランスの改善
②年収アップ
③副業が可能に
④組織文化の違いから得た気づき
⑤公務員からでも通用すると思えた自信

①ワークライフバランスの改善

僕が転職をするのにあたり、「転職の軸」として、「ワークライフバランスを確保する」というものを定めていました。

(「転職の軸」について、詳しくは「初めての転職で知っておくべき転職方法①「転職の軸」を定める」もご覧ください。)

この「ワークライフバランスを確保する」という点は、現時点で達成できています。

日々の勤務では残業は極力せず、早く帰宅することを徹底し、子どもたちをお風呂に入れたり、寝かしつけしたりといったお世話ができているからです。

公務員時代は、在籍部署や時期にもよりますが、20時過ぎまで残業というのはよくありました。

また、年に4度ある議会では、自分の部署の業務内容に関連する質問があたりそうになると、答弁作成等のため遅くまで残らないとならず、しかも待機時間も長いため不毛、という様なこともよくありました。

「転職したから」というだけでなく、子どもが生まれたことで「早く帰らなければならない」状況に追い込まれたということ、また、転職を機に周りとの人間関係がリセットされ、「育児のため早く帰るキャラ」を確立できたことが大きな要因です。

しかし、転職によって残業しない働き方をしやすくなったのは間違いないです。

②年収アップ

転職によって、収入が大きくアップしました。

「転職の軸」にはもう一つ、家族からの条件としての「収入が下がらない」というものがありました。

公務員を辞める前は、僕の職位が係長職であったこともあり、世間的にも程々といった収入でした。

これが、転職した結果として、年収は20~30%程度アップしました。

前述のとおり、現職で残業はほとんどしていないので、残業代で稼いでいるというわけではないです。

(そういえば、公務員時代は、所属ごとで割り当てられた予算内に残業代を収めないという理由で、実際に行った残業代がフルで出ないことも多々ありましたが、今、思い返しても働いた分の賃金が発生しないのは、おかしなシステムであったなぁと・・・。)

僕の仕事の仕方や質が急激に向上したというわけではないので、やはり働く業種で収入の相場が大きく異なることを実感。

収入が増えた分は、子どもの教育資金や投資資金に回し、将来への備えとしています。

③副業が可能に

副業ができるようになり、人生の幅が広がりました。

公務員は原則的に副業禁止。

民間企業では、副業を認めている企業も多く、その気さえあれば、様々な業務にチャレンジすることができ、自分の可能性を広げるチャンスがあります。

このことは、自身のキャリア形成・拡大において、非常に大きなメリットとなります。

というのも、本業を安定収入の土台としながら、別の業種へチャレンジすることができるからです。

失敗してもリスクが少ない分、トライアンドエラーができ、自分のスキルアップにつながっています。

こうして、単に副収入を得るというだけでなく、現職に依存しないようリスクヘッジを取ることもできるのです。

将来的に別の業種への次なる転職や、フリーランスや起業を目指す方にとっても、スモールスタートとして非常に有効です。

④組織文化の違いから得た気づき

異なる組織で働くことにより、感じることや気付きがあります。

組織の違いを知ることで、物事を客観的に見られるようになりました。

例えば、公務員時代は何か施策を決めるのにも、トップまで非常に多くのレク(役所用語で幹部等への説明、報告のこと)があり、意思決定に至るまでに多大な時間と労力を要しました。

ところが、現職ではトップまでの距離感は近く、判断まで圧倒的に短縮された感があります。

その一方で、現職は歴史を有する企業であることから古い体質の会社であり、上下関係が強く、上がとかく権威的でトップダウンという、ある意味役所に似たものを感じることもあります。

この様に、前職の勤務経験があることにより、比較尺度を持って、客観的に組織(職場)を捉えられるため、ある種、「この部分はよくないけど、あの部分はよいから、まあ仕方ないか」と割り切って、仕事でのストレス抑制につなげられたりします。

⑤公務員からでも通用すると思えた自信

転職する前は、自分に特別な専門性もスキルもないので、公務員以外でやっていけるのかと、自信が持てず、躊躇してしまう気持ちがありました。

それが実際に転職をしてみると、意外とやれる、何とかなるという感覚です。

社会人として培った仕事を進める能力というのは、どこでも通用するのです。

ただし、特別な技術や専門性、また心身をすり減らしそうな競争の激しそうな業種、企業への転職は回避したことも大きいのですが。

また、勤務先が変われば、仕事のやり方、捉え方といった風土もことなり、慣れるのには少なからず時間もかかるでしょう。

それでも、社会人、特に公務員に関して言えば、2〜3年くらいで異動があって、仕事内容が大きく一変することもある経験をしていれば、柔軟性や適応力が養われ、転職後の環境変化にも活きることでしょう。

なので、お伝えしたいのは、始めから公務員だからと諦めるのではなく、これまでの経験に対しては自信を持って、できる範囲でどう動けるかを考えてみてほしいです。

まとめ

今回は「【転職したい公務員必見!】「公務員から転職してよかったこと5選」徹底解説」について、解説しました。

実際に転職して「よかった」と思える理由はたくさんあります。

  • 家族と過ごす時間が増えた
  • 収入が上がり、将来への不安が減った
  • 副業を通じて新たな挑戦ができた
  • 組織文化を俯瞰できる視点が育った
  • 自分でもやれるという自信がついた

公務員を辞めて成功している人は多くいます。

しかし、転職にはリスクが伴うため、しっかりと情報を集め、自分に合った選択をすることが大切です。

「なぜ転職したいのか」「どんな働き方をしたいのか」を明確にし、後悔のないキャリア選択をしてください。

以下の記事で、「【転職したい公務員必見】自己PRの書き方」について、解説しています。

よろしければ、こちらも併せて読んでみてください。

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