【忙しくて自分時間がない人向け】自分の時間を取り戻そう|「生産性」を味方につける方法

ビジネス書

「ここのところ夜遅くまで残業続きで、気がつけば今日も自分の時間がほとんど取れなかった」

「仕事と育児に追われ、毎日がただ過ぎていくだけで、何もできない」

「効率よく動いているつもりなのに、どうしても自分の時間が作れない」

こうした悩みを抱える人に、ぜひ読んでほしいオススメの本があります。

それが、「自分の時間を取り戻そう ゆとりも成功も手に入れられるたった1つの考え方」(ちきりん・ダイヤモンド社・2016年)です。

本記事では、「生産性」を高ることによる「自分の時間を取り戻すための考え方」と、僕自身の実践例を交えながら、わかりやすく解説します。

僕自身、公務員から民間転職し、日々の仕事をなるべく定時で終わらせ、小さい2人のこどもたちの育児に取り組みながら、自分時間の確保のために工夫し続けています。

忙しい毎日でも「ゆとり」と「成功」を両立したい方は、ぜひ最後まで読んでください。

自分の時間を取り戻そう ゆとりも成功も手に入れられるたった1つの考え方 [ ちきりん ]

価格:1650円
(2025/3/15 09:28時点)
感想(3件)

【忙しくて自分時間がない人向け】自分の時間を取り戻そう

以下の2点から解説していきます。

Ⅰ.「自分の時間を取り戻そう」からの学び

Ⅱ.「自分の時間を取り戻そう」の実践

Ⅰ.「自分の時間を取り戻そう」からの学び

①生産性とは何か?

“「毎日毎日、忙しすぎる!」と感じている人たちも、まず取り組むべき本質的な問題は「生産性を上げること」です。”

“生産性とは「時間やお金など有限で貴重な資源」と「手に入れたいもの=成果」の比率のことです。”

“大事なことは日々生産性を意識し、仕事や生活の生産性を高める方法をトライアンドエラーで身につけていくことです。”

「生産性」というと、業務のスピードアップや、業務工程の無駄を省くような単純な効率化を連想するかもしれません。

しかし、本質はちょっと違います。

生産性とは、投入した時間やお金に対する、得られる手に入れたいもの=成果の比率こと。

また、生産性を高めるというのは、全てをやろうとせずにやることを厳選し、制限した投入時間に対して最大の成果を出すとすることなのです。

②生産性を高めるメリット

“生産性の高い生活とは、けっしてドタバタと忙しい、ギスギスした生活ではありません。それは自分の人生の希少資源を、自分自身が本当に手に入れたいもののために最大限有効に活用する、自分の人生を取り戻すための方法論です。”

“ゆったりした生活を送ろうと思えば、生活に必要な家事、食べていくのに必要な仕事などをできるだけ高い生産性で=短い時間で終わらせ、残りの時間は家族と過ごしたり個人の趣味に使うというメリハリ型の生活スタイルを目指す必要があります。これが大半の人にとって、もっとも楽しく暮らせる(生産性の高い)生活スタイルなのです”

“淘汰されるのは人工知能やロボット(以下〝キカイ〟)が担当したときと、人間が担当したときの生産性の差が極めて大きい仕事です”

生産性を高めることというのは、余裕がなくギチギチした状況をイメージするかもしれないですが、むしろ逆です。

生産性を高めると、こんな未来が手に入ります。

  • 仕事を短時間で終わらせ、家族や趣味に時間を使える
  • ギスギスした忙しさから解放される
  • 自分の時間を取り戻し、人生の主導権を握れる

生産性を向上することで、メリハリを効かせることができるようになるのです。

また、時間投入型の仕事の仕方では、いずれ淘汰される可能性があるので、早いうちから生産性を意識した働き方を身につけておくべきなのです。

③生産性の高め方

“「仕事が終わらない」、「やることが多すぎる」、「私は仕事が遅い」と悩んでいる人の多くが「働く時間を増やす」という暴挙に出ます。そんなことをしたら、生産性はますます下がってしまいます。”

“生産性を上げるためにはインプットを減らせばよいのです。具体的には、労働時間を減らす、家事や育児に使う時間を減らす、学生なら勉強時間を減らすことが、生産性を上げるのに役立つのです”

“インプットを減らすのと同じくらい有効なのが、「すべてをやろうとしない」ことです”

生産性を上げるための基本は、以下の2点です。

ポイント内容
インプット(投入)を減らす労働時間・家事時間などを意識的に減らす
すべてをやろうとしない本当に必要なタスクだけを厳選して集中する

生産性は「インプット(時間、お金などの投入資源)」に対する「アウトプット(手に入れたい成果)」の比率のことで計算式としては、

生産性=アウトプット(手に入れたい成果)/インプット(時間、お金などの投入資源)

つまり、インプットを減少させることで、生産性を上げることができるのです。

そのために、仕事は思考停止で全てをやろうとせず、やらなくてもよいもの、時間を費やしてやるべきものを見極める、考えることが重要となります。

Ⅱ.「自分の時間を取り戻そう」の実践

僕は、2児の育児とフルタイム勤務を両立しながら、次の工夫で「自分の時間」を確保しています。

①仕事は極力定時で帰る
  • 段取りの合理化、仕事の前倒しや締切効果を利用し、時間内で終わらせる工夫
  • 無理なタスクを引き受けない勇気を持つ

僕自身は、2人の子育てがあるため、必要性にかられ、なるべく定時に帰るようにしていますが、これが確実に生産性の向上に寄与しています。

日々定時に帰れるよう、生産性を上げるための努力をトライアンドエラーでしているからです。

②やることを厳選する
  • 朝に「今日絶対やること」を3つ決める
  • それだけ達成すればOKと割り切る

業務の始まりで、その日絶対にやることを3つ決めるようにします。

その3つをまずはこなし、終われば、あとは流す。

この心構えができると、出勤前、漠然と仕事に行くのが嫌だなと思うときも、今日は「これとこれとこれをできれば今日の業務はクリアー」と心の中で唱えられると、気が楽になります。

③翌週の予定を立てる
  • 週末に翌週のざっくりプランを作成
  • スケジュールに「余白」を意識的に確保する

週の終わりには翌週の予定を考えられるよう、余白の時間を予め設けるようにします。

時間が作れたらいいな、くらいではいつまで経っても作ることができませんので、1時間でも30分でも、とにかく予定を考えるための余白の時間をスケジュールに組み込むようにします。

やることを洗い出し、それぞれ締切期日をざっくり設定します。

大抵の人は1週間をサイクルとしているので、1週間を通じた段取りを予め立てるのが効果的です。

④目的意識を強く持つ
  • 「家族と過ごす」「趣味に没頭する」など、 生産性向上の先にある自分の目的を常に意識する

生産性を上げることを真剣に考えるのは「そうせざるを得なくなった人だけ」と著者は言っています。

僕自身、育児のために早く帰るという固い目的の下、生産性を上げるよう必死に取り組んでいます。

家族との時間を持つため、趣味の時間に回すため、副業や資格の勉強、転職活動のためと、自分が得たいモノをまず明確にして、その実現のために生産性を高め自分の時間を確保するという意識が重要です。

まとめ|今日からできる3つのアクション

この記事を読んだあなたに、まずやってほしい行動はこちら!

✅ 「やること3つ」を朝に決める
✅ 今週末、翌週のざっくり予定を立てる
✅ 『自分の時間を取り戻そう』を1章だけでも読む

小さな一歩が、確実に「自分の時間」を取り戻す第一歩になります。

今回、『【忙しくて自分時間がない人向け】自分の時間を取り戻そう』についてまとめました。

仕事と小さい子どもたちの育児の傍ら、年間100冊程度のビジネス書を読む僕が、あなたにオススメしたい本を紹介していきます。


マーケット感覚を身につけよう 「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法』もおすすめですので、ぜひ、ご覧ください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました