【公務員から転職する方法⑦】内定をもらった後にやるべきこと5選

公務員からの転職

「公務員から転職したいけれど、内定をもらった後に何を確認すればいいのかわからない」

「このまま転職して本当に大丈夫だろうか…?」

転職活動を行う多くの公務員が直面する悩みです。

特に30代後半〜40代で、家族や子どもがいたら、簡単に決断できるものではありませんよね。

本記事では、公務員から転職で内定をもらった後にやるべき5つのことを詳しく解説します。

僕自身も30代後半で公務員から民間企業に転職する際、内定をもらった後に非常に悩みました。

しかし、本記事にあるポイントを意識して確認したことで、納得感のある転職ができ、後悔せずに新しい環境でスタートを切れました。

本記事を通して、僕の実体験に基づく転職方法を把握できますので、ぜひご参考にしてください。

内定後にやるべき5つのこと

転職先から内定をもらった後はホッとするものです。

しかし、ここで気を抜かずに次の5つのポイントをしっかり確認することが大切です。

 

1. 「転職の軸」にあっているか再確認する

転職活動を始めるときに定めた「転職の軸」。

  • どんな働き方をしたいのか
  • どんな職場環境を望むのか
  • 給与や福利厚生は十分か

内定先がこれらの軸に本当に合致しているか、改めて確認しましょう。

転職活動中は「内定を取ること」がゴールになりがち。

しかし大切なのは、「納得感のある職場で働き続けること」です。

転職の軸がぶれていないか、冷静にチェックすることが重要です。

 

2. 内定条件を細かくチェックする

企業から提示された内定条件を読み込み、以下の5つを必ず確認してください。

①給与・賞与・手当

給料については、聞きづらいと感じるかもしれませんが、この段階でしっかりと確認してください。

  • 月給、賞与(ボーナス)
  • 各種手当(住宅手当・家族手当など)
  • 退職金制度の有無

月給、賞与(ボーナス)はもちろん、各種手当の有無、昇給の目安についてきちんと抑えておきましょう。

また、退職金は公務員や大手企業では当たり前ですが、中小企業やベンチャー企業では少額あるいはない場合もあります。

退職金額の目安も把握するようにしてください。

②業務内容・配属部署

職種や、やりたいことを軸に転職活動を行っている人は、最も重要なポイントです。

配属部署や具体的な業務内容、人員構成や組織人数、ジョブローテーションの間隔は確認しておきましょう。

また、平均的な残業時間も合わせて把握しておいた方が良いです。

③入社日

入社日は採用の募集要項で入社日が明示されていない場合、例えば●月頃や要相談と記載されている場合は、確認が必要です。

多くの企業は、できるだけ早く入社を求めます。

そのため、特に在職中の場合は、現職の就業規程を確認して、退職スケジュールの調整が必要となります

退職については、以下もご覧ください。

【公務員から転職する方法⑧】退職を円満に進める方法と注意点まとめ|引き留め対策も解説
公務員から転職する際の「退職」の進め方を詳しく解説。引き留めにあわない理由の伝え方、退職届の出し方、公務員特有の注意点まで実体験をもとに紹介します。

④勤務地・転勤の有無

転勤の可能性がある場合、エリアはどの範囲かを確認しましょう。

最初の勤務地で決めてしまい、後々、自宅から遠く離れた場所への転勤となってしまい、再び転職しなければならない、といった可能性もあり得ます。

⑤休日・休暇制度

「週休2日」と「完全週休2日」の違いに注意。

また、「週休2日」とあっても、土日休みとは限りません。

平日休みやシフトの場合があります。

家族との時間を重視するなら、祝日や有休消化率も調べておくと安心です。

3. 気になる点は質問する

「内定後に人事に質問するのは失礼では?」と感じる方もいるかもしれませんが、質問はむしろ歓迎されることが多いです。

  • 疑問点をリスト化し、人事にメールや面談で確認。
  • 回答が誠実かどうかも、その企業の体質を見極める材料になります。

私の場合は内定後に、質問事項をA4一枚にまとめて提出しました。

人事の丁寧な回答から「信頼できる会社だ」と感じ、入社の決断の一因になりました。

4. 内定先の比較検討をする

複数の企業から内定をもらっている場合、それぞれの条件を比較検討しましょう。

  • 転職の軸に近いか
  • 福利厚生・将来性はどうか
  • どの職場なら長期的に働けそうか

比較表を作って視覚的に整理するのもおすすめです。

5.転職の覚悟を決める

複数の企業から内定をもらっている場合、または別選考が進んでいる場合、先述の『「転職の軸」にあっているか再確認』を踏まえて、どの企業を選択するか判断することとなります。

また、長年勤めた現職を辞めるとなると、当初はあれ程辞めたいと思っていたはずなのに、いざ退職するとなると想像以上に思い悩む、という人もいるでしょう。

その場合、転職の軸をあらためて振り返ることや、家族はもちろん、友人・知人に話してみると良いです。

話しをすることで、他人の視点からのアドバイスが大きな気付きとなったり、自分の考えが整理されたりするということがよくあります。

ただし、話しをする相手は慎重に選んでください。

親や現職の同僚は要注意です。

 

【体験談】内定後に僕がやったこと

参考に、内定後に僕が取った具体的な行動をお伝えします。

「転職の軸」にあっているか再確認

内定後、質問事項をワード 形式でA4、1枚程度にまとめて、人事へ送付しました。

確認のために疑問の解消につながるとともに、回答が誠実かどうかも見られるため、その企業の体質を判断する一助になりました。

転職の覚悟を決める

実際に転職できる権利を得て、まさに決断するという場面。

ここで、難関をくぐり抜けて得られた公務員としての世間的な評価や安定した立場を捨ててまで転職するのかと、あらためて大いに悩みました。

そこで、実際に転職をした友人・知人に話しを聞いてみました。

<友人>

大学時代からの付き合いで、お互いをよく知る信頼できる人物で、転職をしてどうなったか、どう感じたか、率直な意見やアドバイスをもらえました。

特に、転職では様々なメリット、デメリットがあるが、その中でも自分が最も叶えたいものをいくつかに絞った時に、叶えられる判断はどちらかという指摘には、はっとさせられました。

まさに、迷う中で「転職の軸」が何かを見失っていました。

<知人>

妻の親友の夫で、ほどよい第三者という立場で、様々な意見やアドバイスをくれました。

特に、転職してだめだったらまた転職すればよい、という視点は、僕にはあまりなかったもので、たしかにと腹落ち。

当時は転職が人生を大きく分ける、失敗したら終わりくらいに気負いすぎていました・・・。

まとめ|後悔しない転職のために

公務員から転職して内定をもらった後は、嬉しさと同時に不安も感じるものです。そんな時こそ、

  • 「転職の軸」に立ち返る
  • 内定条件を細かく確認する
  • 家族や信頼できる人に相談する

これらを実践することで、納得感のある転職が実現できます。

転職はゴールではなく、新しい人生のスタート。

勇気を持って一歩踏み出しましょう。

以下の記事で、「【公務員から転職する方法⑧】退職を円満に進める方法と注意点まとめ|引き留め対策も解説」について、解説しているので、併せて読んでみてください。

【公務員から転職する方法⑧】退職を円満に進める方法と注意点まとめ|引き留め対策も解説
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